だれでも引っ越し費用は、できるだけ安く済ませたいはず。
でも引っ越し費用って、
一体いくらぐらいなら安いと言えるのでしょうか?
今回はそんな、引っ越しにかかる費用の目安や、
できるだけ安く済ませる方法を紹介します。
どんなものがある?引っ越しで考えておきたい費用とは
引っ越し費用と一口に言っても、
引っ越しの際には実に様々な費用がかかってきます。
また、引っ越す人数や賃貸かどうかなどによっても、
かかる費用の金額や種類は変わってくるため、
必須の項目から順番に紹介していきます。
引っ越し代
「引っ越し費用」と聞いて、
最初に思いつくのは“引っ越し代”ではないでしょうか?
引っ越し代は運搬する距離や荷物の量によっても変わってきますが、
単身での引っ越しで業者に依頼する場合、
だいたい3万~6万円ぐらいが相場と言われています。
住宅保険への加入
火災保険などの様々な保険への加入費用も、
引っ越しの際の初期費用と言えますね。
特に賃貸の場合、大家さんや隣に迷惑をかけないためにも、
火災保険の加入は必須と言えるでしょう。
最近では空き巣被害や災害などの保険も多く、
保険の種類や入居者の人数によっても、金額はまちまちです。
敷金・礼金
賃貸へ引っ越す場合、“敷金・礼金”も費用に含まれてきます。
どちらも住居を借りる際、大家さんに払うお金ですが、
敷金は「預けておく」お金、礼金は「支払う」お金になります
特に敷金は2017年の法改正により、
原則として退去時に全額返金することになっています。
ただし、従来通り退去時の「原状回復義務」はありますので、
敷金を実質0円にするためにも、
入居時に近い状態で退去するよう心がけましょう。
それに比べ、礼金は名前にもあるように、
大家さんに住居を貸してくれる「お礼」として支払うお金です。
最近では礼金0のケースも増えてきていますが、
だいたい家賃1か月分ぐらいが相場になります。
鍵の交換代
賃貸からの引っ越しの場合、
忘れてはいけないのが鍵の交換です。
賃貸では次の入居者が安心して住めるよう、
退去時に鍵の交換を行うのことがほとんどです。
交換費用は住居や鍵の種類などにもよりますが、
だいたい1万円~2万円程度が相場になります。
単身~ファミリーの引っ越し費用の総額目安
引っ越しにかかる費用の種類を紹介してきましたが、
結局全部でいくらぐらいの費用が必要になるのでしょうか?
ここからいくつかの例を挙げて紹介していきます。
単身・近距離・賃貸への引っ越し
単身の場合、荷物の量は比較的少なめですし、
さらに同一都府県や隣県への引っ越しであれば、
引っ越し代の目安は3万円後半ぐらいかと思います。
また、賃貸への引っ越しであれば、敷金・礼金として、
家賃3か月分程度は見ておいた方がいいでしょう。
その他にも火災保険料や鍵の交換代、
不動産からの紹介であれば仲介手数料などもかかってくるため、
+で家賃1か月分程度は用意しておきましょう。
家族(3~4人)・遠距離への引っ越し
核家族世帯や戸建てからの引っ越しの場合、
荷物の量も増えてくるので、業者に依頼する場合も多く、
引っ越し代もある程度必要になってきます。
加えて2県以上またぐような、遠方への引っ越しであれば、
引っ越し代として5万円~7万円は見た方がいいです。
また、引っ越しには3月から4月ごろにかけて、
引っ越し業者に依頼が殺到する“繁忙期”というものがあります。
繁忙期には料金相場が上がるため、
その時期を避けるか、どうしても依頼するという場合は、
+2万円~3万円程度は用意した方がいいでしょう。
火災保険料などの各種保険関係も、
人数が増えることで変わってきます。
3人家族での引っ越しの場合、
火災保険料なら初期費用として2万円前後は用意しましょう。
引っ越し料金は見積もりを複数社比較すべき理由
よく、引っ越し料金の見積もりは、
複数社で取るのがオススメと言われています。
理由は単純で、各社で料金に差があるからです。
業者によっては他社と比べて、
見積もりに数万円以上の差があることもあります。
もちろんそれはサービスや品質などの差でもあるのですが、
近隣への引っ越しなのに、遠距離への運搬が売りの業者に、
わざわざ依頼する必要はありませんよね?
あらかじめ見積もりを複数社で取っておけば、
料金やサービスを見比べられるので、
引っ越し料金をより安く済ませることができます。
また、複数の見積もりを見比べることで、
ある程度の引っ越しの相場がわかるというメリットもあります。
そのため、引っ越しを業者に依頼する場合は、
可能なかぎり複数社で見積もりを取るようにしましょう。
まとめ
引っ越し費用の種類や目安と、
できるだけ安く済ませる方法を紹介してきました。
特に引っ越し業者に依頼する場合は、
早めに何社かの見積もりを取っておくのがオススメです。
事前のリサーチと、とにかく早め早めに動くことが、
引っ越し費用を安く済ませるコツになります。