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知らなきゃマズイ!もらって嬉しいお歳暮ギフトの選び方

社会人一年目や結婚してはじめての年など、その時期が近づくと悩むものとして有名なのが『お歳暮』!
時期になるとテレビコマーシャルでもよく見かけるし、昔からある風習であることくらいは知ってけど、よくよく考えてみると
そもそもなんで贈るの?
いつ、誰に、何を贈るの??など、実は謎だらけです!
そこで、『お歳暮』について調べてみました!

お歳暮の基礎 なぜ年末に贈り物をするの?

まず素朴な疑問ですが、『お歳暮』とはなんでしょう?
なんで品物を贈るのでしょうか。

漢字を見てわかるように、そもそも「歳暮」とはそのまま「年の暮れ」という意味です。

昔、江戸時代にはすでに行われていという「年末になるとお世話になった方々に贈り物を用意してご挨拶に回る」という習慣、これが「歳暮回り」と呼ばれるようになり、いまでは現在のような「年末に贈り物をおくる=お歳暮」のような形になったとのことです。

実は、もっと大元をたどると起源は中国で、神様にそれぞれ誕生日とされる時期(三元)に供物を捧げるという行事に由来しているといわれています。
ちなみにこの「三元」とは上元、中元、下元の3つ。そう、出ました「中元」の文字!
この「中元」は旧暦の7月15日のこと。この時期は日本でいえば「お盆」です。
このころ日本のお盆のならわしの一つに、親や親せき、近所の方などに品物をやりとりする「盆礼」というものがあったのですが、これがやがて中国の「中元」と結びつき、いわゆる『お中元』の風習となったようです。

『お歳暮』に関しても同様に、日本にもともとあった年末の神様や本家へお供えと挨拶回りの風習が、この中国の行事と結びついたといわれています。
というわけで、日本には平成のいまも、品物を贈るという『お中元』そして『お歳暮』の慣例が残っています!
本来はこの『お中元』と『お歳暮』はセットであったのですが、現在ではそれほど厳密なものではなくなり、「『お歳暮』だけ」 ということも多くなりました。

やはり「一年お世話になりありがとうございました」という気持ちのほうが強いということなのでしょうか??
贈答品など一切禁止の会社が増えていることも関係しているかとは思いますが、そう考えると、最近の傾向として、より身近な方-親や友人などへ贈るスタイルにシフトしてきているのもうなずけますね!

ちなみに、気になる相場は3000円から5000円といったところが主流のようです。
とくにお世話になっている方などにはもう少し多くなることもあるようですが、まあご参考ということで!

なお、贈る時期については地域によって違うようで、おもに東日本では11月下旬から、そして西日本では12月初旬。
もともとは12月20日までに贈るものとされていたのですが、いまでは多少ゆるやかに年内であればよいという傾向もあるようです。
いずれにせよ時期にも注意くださいね!

贈る相手の家族構成や生活スタイルは?

で、結局なにを贈ればいいのさ?!というとこですよね(笑)
それはズバリ「気持ち」です!!

いやだから、それがいちばん困るんだって、という声が聞こえてきそうですが、でもつまるところはコレなんですよね。

誕生日や記念日のプレゼントと同じで、『お歳暮』も「相手」があるもの。
相手の方の嗜好や家族構成などを考慮して選ぶことが大切なんです。

たとえば定番だからといって、アルコールが飲めない、あるいは健康面などから制限されている方にビールを贈っても、どうでしょう?

また、肉類を食べないという方も近頃では多いかと思いますが、こちらも大定番のハムというわけにはいかないですよね。
お相手が好きなものを贈れればベストですが、発想を転換して、こんなふうに「NGを外していく」というチョイスも♪

あとは、お子様がいるならお子様も喜べるお菓子、料理が好きな方なら調味料などのセット、逆にあまり普段されない方なら缶詰やレトルト食品の詰め合わせなど、選択肢は意外と広いかも。

ほかにも、たとえばワインだけでなくてそれにあったチーズもセットにしてみる、お菓子に合わせて紅茶やコーヒー、など、もし自分がもらったらうれしくないですか?そんな選び方もアリかもしれません。

なにも「お歳暮ギフト」だけが『お歳暮』ではないんですよ!
ただし、マナー面で気を配るなら、日持ちしないや冷凍のものはなるべく避けたほうがよいかもしれません。
すぐに食べられるとは限りませんからね。

まあ、だから日持ちするビールやハムや焼き菓子などが定番ギフトとなっているわけですね!
もし、相手の方が好きだからぜひ贈りたい!ということなら、事前にお知らせしておくのが賢明でしょう!

ところで、挨拶状ですが、こちらはやはりできるならいっしょに添えておきたいところ。
これこそが“気持ち”ですからね!

困ったときは定番のお歳暮ギフトもOK

さて、お相手の好みがすでにわかっているなら問題ないのですが、はっきりわからない、といった場合には困りますよね。
そんなときにはやっぱり頼りになります!
定番のお歳暮ギフト♪

ちなみに、最近では先ほどのビール、ハム、焼き菓子だけでなく、カタログギフトや商品券など、『お歳暮』のスタイルも変化してバラエティに富んでいます!

もちろん高島屋や大丸松坂屋、三越などの百貨店なら間違いのないものが選べますし、楽天市場やその他ネットのギフトショップもたくさんあるので、むしろ選択肢が多すぎて困っちゃうかも(笑)

とくに、取引先など会社へ贈るのなら、ギフトの存在は本当にありがたい!
選ぶなら、小分けされているものや、コーヒーや緑茶などみなさんで召し上がれるものが喜ばれるかもしれません。
店舗やショップによっては割引や特典などもありますので、いろいろと参考にしながら楽しく選んでくださいね♪

まとめ

いかがでしたでしょうか?
ルーツまでたどってみましたが、何か参考になりましたでしょうか?

「お世話になった人への贈り物なんだ」と思うと、実はお相手のことをとてもよく知る良い機会なのですね、『お歳暮』は!
そう考えると、ただ行事ごととしてだけでおこなうのはもったいない!
難しいなりに一生懸命選びましょう!
その結果、定番でも、そうじゃなくても、相手が喜んでくれたものを贈れたら最高ですよね♪

  • B!