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蓄熱式暖房器は買いなのか!?メリット・デメリットを知っておこう

みなさん蓄熱式暖房機をご存知でしょうか?
簡単に説明すると電気料金が安い夜のうちにレンガを温めておき、
昼間に温かいレンガを放熱することで暖房とする機械です。
普通の暖房と違ってスイッチのオン、オフがなくて
夜間に溜めた熱を常時放熱するのです。
その蓄熱式暖房機はお得だから買った方がいいのか、
それともあまりお得ではないから買わないほうがいいのか。
いま基礎知識をつけていきましょう。

目次

メリット:やっぱりしっかり暖かい!蓄熱式暖房器の本領発揮

蓄熱式暖房機のメリットと言えばやはり電気料金が安く済むこと。
夜間に蓄熱レンガというものへ熱を溜める時に電気を使います。
また、昼間に部屋を暖めているときは電気を使いません。
ということは、高い昼間の電気料金がかからず、
安い夜間の電気料金で支払いをすればいいのです。
では、とのくらい違うのかというと、
実は、夜間の電気料金は昼間の約半額です。
プランによっても違いますが、
一例を挙げると、昼間は25円、夜間は12円。
こうしてみると夜間のみ電気料金を使うので、
いつもの2分の1で電気代が済んでしまうかもしれないのです!
これはお得ですよね。
私の実体験ですが、冬場に暖房をつけっぱなしにした場合の電気料金は
だいたい8000円くらいでした。これを蓄熱式暖房機に変えたら4000円で済むのです。
4000円浮いたら、美味しい外食が食べられますね♪

デメリット:蓄熱式暖房器本体のお値段と電気代が・・・

では、そんなお得な蓄熱式暖房器ですがお値段はいかほどでしょうか?
さっと検索してみると7~30万円くらいでした。
耐用年数が平均すると10年くらいだと思われます。
というのは、部品ごとに耐用年数が違うためです。
蓄熱部分は半永久的、ファンが最大10年、ヒーター部分が最大20年と言われています。
仮にファンの故障が10年目だとすると、一番高いのを買っても費用は年3万円。
これを12月から3月まで使うとして4か月で浮くのが1万6千円。
あれ?高いものを買ってしまうと一般家庭では高くつくかもしれません。
耐用年数と出費、浮かすことのできる金額を計算して慎重に選ぶべきでしょうね。
さらにデメリットになりうることがあります。
蓄熱式暖房機は手動で蓄熱設定を行うので、設定を失敗すると
溜めた熱が足りなくて昼間にレンガを暖める必要が出てきます。
そうすると昼間の高い電気料金で電気を使うことになり、
節約しようと思って買ったのに逆効果になってしまいます。
それに加えて、小さなお子さんがいる家では要注意です。
ヒーター部分は70度近くの高温になるため、触ると火傷します。
これらのデメリットも考えたうえで検討しましょう。
  

まとめ:場所をとるので新築・リフォーム時の検討がオススメ

蓄熱式暖房機はそれなりに大きいものです。
アパートの一人暮らしでは置けないことの方が多いでしょう。
やはり導入を考えるとしたら一軒家もしくはマンションです!
それも新築する時や、リフォームする時がよいでしょう。
一度、運用設計をしっかりして効率的に使えば、
電気代が半分以下に抑えられるかもしれません。
あとは小さなお子様がいる家ではどうやって安全を確保するかですね。
小さい子は好奇心旺盛なのでとにかく触ろうとします。
一度、火傷をすれば学習するかもしれませんが、
そんなことで怪我をしてほしくはないですよね。
安全柵を付けられればいいような気もしますが、柵まで熱くなりそうですね!

さていかがでしたでしょうか?
簡単にまとめると、夜間の電気料金で安く済むかもしれないが計画的な運用が必要ということですね。
新しく家を建てる、リフォームする時は検討してみてはいかがでしょうか?
もしかしたら自分たちに合った蓄熱式暖房機に巡り合えるかもしれませんよ!!

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