日本文化の中でもひな祭りは、
英語圏にはあまりなじみの深くない文化として知られています。
そのため、いざ海外の方に説明しようと思うと、
ちょっとむずかしい日本文化のひとつだったりします。
今回は、そんなひな祭りについて、
英語で紹介するときに便利な例文を紹介します
目次
ひな祭りの由来を英語で表現すると?
ひな祭りの由来は平安時代の“五節句”と言われています。
昔は季節の節目ごとに、厄除けや健康を祈願する風習がありました。
そんな五節句のうちのひとつ、
3月3日に行われた女の子の幸せを願う“桃の節句”が、
今のひな祭りの元になっています。
そんなひな祭りの由来について、
英語ではどう表現できるか、例文で紹介していきます。
「ひな祭りは3月3日に行われます。」
→The Doll’s Festival will be held on March 3rd.
ひな祭りをいつ行うか?を伝えられると同時に、
「Doll’s Festival」という単語でひな祭りがどういう祭りなのかを、
端的に表すことができる一文です。
ひな祭りにはひな人形を飾りますよね?
そのため、「ひな祭り」は英語で「Doll’s Festival」と表されます。
「Puppet」も人形を表す単語ですが、
「ひな人形」が「Hina Doll」と表されることから、
同じく人形を表す「Doll」を用いるのが一般的です。
「ひな祭りは女の子の健康と幸せを願う日です。」
→Doll’s Festival is a day that wishes for the
health and happiness of girls.
ひな祭りはなんのために行うのか?を説明するときには、
このよう文章になります。
「wishes for the 〇〇」で「〇〇を祈る」と表すことができます。
「ひな祭りは桃の節句とも呼ばれます。」
→The Doll’s Festival is also called Momo Festival.
「also called」の前後の言葉を、別の呼び方に言い換える用法です。
また、「It’s also called a 〇〇 or 〇〇.」の形でも、
「〇〇または〇〇と呼ばれています」と表現できます。
ちなみに「桃の節句」は「Momo Festival」とも、
単に「Momo no sekku」とも表されます。
ひな祭りで食べる料理を説明してみよう
ひな祭りにはちらし寿司やひなあられ、ひし餅など、
様々な特別な料理が食されますよね?
どれも日本ではなじみの深い食べ物ですが、
それぞれ海外でどう説明すればいいか紹介します。
「ひな祭りにはちらし寿司やひなあられ、ひし餅などを食べます。」
→We eat Doll’s Festival
Chirashi Zushi, Hina Arare, Hishi Mochi and so on.
ひな祭りに食べる主な料理を、最初に紹介するのに便利な一文です。
「We eat Doll’s Festival」の後に、紹介したい料理を入れましょう。
最後の「and so on」には「など」という意味があります。
「ちらし寿司は多くの具材を散りばめた寿司の一種です。」
→Chirashi Zushi is a type of Sushi
where many ingredients have been scattered.
ちらし寿司がどういう食べ物なのかを簡単に表す一文です。
「scattered」が「散る、散りばめる」ことを意味し、
ちらし寿司の名前の由来を表すことができます。
また「type of Sushi」でちらし寿司も酢飯と具材を合わせて作る、
“寿司”と同じ種類の食べ物であることも表せます。
「ちらし寿司には卵や海老などをトッピングします。」
→We will eat eggs and shrimps for Chirashi Zushi.
ちらし寿司に使われる具材を説明するのに便利な一文です。
具材の名前を挙げ、「for Chirashi Zushi」と締めることで、
具材の多いちらし寿司の具材も、簡単に紹介することができます。
「ひし餅は赤、白、緑の三色です。」
→Hishi Mochi is three colors are red, white and green.
ひし餅の大きな特徴である、
カラフルな色を説明するのに便利な一文です。
英語では単体でも違う色のものが合わさっていると、
複数形で表されることがあります。
そのため、be動詞には複数を表す「are」が用いられています。
「ひし餅はひし形の餅菓子です。」
→Hishi Mochi are diamond shaped rice cakes.
ひし餅のもうひとつの特徴でもあるひし形は、
英語では「diamond shaped」と表されます。
そこにその対象となる言葉を繋げることで、
「ひし形の○○」と表現することができます。
また、こちらも上の色の一文と同じ理由で、
be動詞は複数形の「are」になります。
ひな人形をすぐに片づける理由を説明してみよう
昔からひな祭りに飾るひな人形は、
ひな祭りが終わったらすぐに片づけるのがいいとされます。
その理由は諸説ありますが、
片づけが遅れると「婚期が遅れる」と言われています。
ひな祭りは平安時代に五節句のひとつとして、
厄除けのために行われたと紹介しましたよね?
その頃はひな人形を飾らず、持ち主の厄を代わりに受けさせて、
厄除けとして川や海に流されるものでした。
そのため、ひな人形を長い間手元に置いておくと、
「厄が自分に返ってくる」と考えられていました。
そこから、ひな人形を片づけるのが遅れると、
女の子の幸せである結婚の時期も遅れるとされています。
そんな、ひな人形を早く片づける理由についてですが、
英語では以下のように説明するとわかりやすいです。
「ひな人形はひな祭りが終わるとすぐに片づけます。」
→As soon as the Doll's Festival is over, the Hina doll will put away.
この場合の「put away」は「片づける」を意味します。
また「As soon as」と「○○ is over」で、
「○○が終わるとすぐ」という表現になります。
「ひな人形を早く片づけないと、婚期が遅れると言われています。」
→It is said that marriage is delayed
if you leave a Hina doll for a long time.
早く片づける理由について説明した一文です。
「a long time」で締めることで、
長い間そのままにしておくことを表しています。
まとめ
ひな祭りを英語で説明する際に、役立つ例文の紹介でした。
ひな祭りに限らず、日本は独特の文化が多い国として知られます。
ここで紹介した例文を活用して、いろいろな文化について、
ぜひ海外の方々に紹介してみてください。