ひな祭り 生活

ひな祭りの由来って知ってる?5分で解説しちゃいます

みなさんは日本の行事を気にする方でしょうか?
大人になると、日常の忙しさで忘れてしまいがちですが、子供の頃は覚えていたりしましたよね。
でも、その行事の由来や意味までは知らないことを多いのではないですか?
ご自分の子供には、行事を行う時に少しでも説明できる大人でありたいと思いませんか。
今回はひな祭りについて、紹介していきます。

目次

ひな祭りってどうやって始まったの?

ひな祭りの由来は、2つの話をすることで、やっと説明することが出来ます。
まず1つ目の話は、「上巳の節句」というものについてです。
上巳の節句とは中国から伝わった五節句の一つです。
三月上旬の巳の日に、草や藁で作った人形(ひとがた)で自分の体を撫でて穢れを移し、それを川に流すことで厄払いや邪気祓いを行うというものでした。

もう1つの話は、貴族階級の女の子の間で行われていた、紙の人形を使った遊びです。
これは、今で言うところの「おままごと」ですが、当時、これを「ひいな遊び」と言っていました。
このひいな遊びと川に流す人形(ひとがた)が結びついて「流し雛」というものが生まれました。

時代は流れ、江戸時代になり、人形作りの技術が向上したことで川に流すのではなく家で飾るように変化していきました。
これが、ひな祭りの由来と言われています。
また、ひな祭りの元となっている上巳の節句では、特に女の子のための日という概念ありませんでした。
当時は、男女共通の行事として厄払いや邪気祓いが行われていたのです。

ひな人形を飾るのはなぜ?

先ほどの話と繋がりますが、江戸時代に、それまで3月上旬の巳の日としていた上巳の節句を、幕府が3月3日と定めました。
その時、雛人形を飾る上巳の節句を女の子のための日と定め、鎧兜やこいのぼりを飾る端午の節句(5月5日)を男の子の日と定めました。

そして、上巳の節句には、これまで流し雛が行われていましたが、人形の制作技術の向上もあり、流し雛ではなく、雛人形を飾る風習が根付いていきます。
雛人形は流し雛が形を変えたものということもあり、厄災を人に変わって引き受ける人形(ひとがた)の役割がありました。
そのため、ひな祭りが女児の健やかな成長や幸せを願う日となったと言われています。

また、これは余談ですが、女性が旅行や嫁入りの際に、もし災いが起きたとしてもその身代わりになってもらうべく雛人形を持って道中を過ごしたという話もあります。
このことより、上流階級の娘の嫁入り道具として雛人形の需要は高まりました。
また、男女対の雛人形が作られるようになったのは、よい夫婦となるよう幸せな結婚になることを願ってのことだという説があります。

ひな祭りの食べ物に込められている意味って?

ひな祭りには古くから伝わる伝統的なお祝い料理があります。
春の訪れを伝える旬の食材が使われ、その代表的なものとして、はまぐりの吸い物や菱餅(ひしもち)、ひなあられや白酒(しろざけ)、ちらし寿司などがあげられます。
また、それぞれの料理や色にも縁起の良い意味が込められているそうです。

ひとつの例として、はまぐりの吸い物について紹介します。
はまぐりの貝殻というのは、対になっているものでなければ絶対にぴったりと合いません。
このことから、仲の良い夫婦のことを表していると考え、一生一人の人と添い遂げるようにという願いが込められています。
他の食べ物にもそれぞれに縁起のいい意味が込められているので、一度調べてみてはいかがでしょうか?

さいごに

さて、ここまでひな祭りの由来から、食べ物まで紹介してきました。
ご自分の子供に説明する知識と自信はつきましたか?
もしくは、子供と一緒に調べてみるのもいいかもしれませんね。
個人的にもっと詳しく知りたい方は、是非ご自分で調べてみて下さいね。

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