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私がサイクロン掃除機をゴリ押しするこれだけの理由

サイクロン掃除機って知っていますか?
よくテレビのCMや、テレビショッピングで見ると思います。
では普通の掃除機とサイクロン掃除機の違いは知っていますか?
おそらくほとんど知らないと思います。
紙パックが要らないってこと、吸引力が落ちないってことくらいですかね?
では、実際にサイクロン掃除機を買うとメリットがあるのかどうか見ていきましょう。
お得なものであれば買うことを検討した方がいいですよね。

目次

紙パック式の掃除機の弱点

弱点の話をする前に紙パック式掃除機の構造を大まかに知っておきましょう。
この掃除機の構造はいたってシンプルです。
まずごみを吸い込むホースがあり、その先に紙パックが付いている。ここにゴミが溜め込まれます。
その後、細かい塵などは紙パックを通過した後のフィルターによって取り除かれ、空気は背面から排気されていきます。

さて、このお馴染みの紙パック式の掃除機には弱点があります。
ずっと使ってきた方からすれば納得のものだし、いまさらなことばかりかもしれません。
いちおう、ここでもう一度確認をしていきましょう。
一般的に言われている弱点は主に
①紙パック購入をするためのランニングコスト
②粉塵に対する脆弱性
③ごみを吸い続けると吸引力が低下する
④ごみを溜める方式なので匂いの問題がある
の4点です。

まず①「紙パック購入をするためのランニングコスト」に関してですが、これはどのレベルの紙パックを使用するかによってコストが決まります。
一般的は純正品を使えば1枚100円ばかりですが、排気を綺麗にしたいなどの理由で高級なものを使うと1枚500円ほどすることもあります。
高級品を使った場合は、ランニングコストがぐっと高くなります。

次に②「粉塵に対する脆弱性」に関してですが、紙パック式の掃除機はその構造上、小麦粉や土埃のような粉塵に弱い性質があります。
なぜなら、そのようなものを吸い込むと紙パックが目詰まりを起こしてしまうからです。
ここまでが紙パック式特有の弱点です。

③「ごみを吸い続けると吸引力が低下する」と④「ごみを溜める方式なので匂いの問題がある」に関しては弱点というほどのことではありません。
③に関しては、吸引力の低下は紙パックにゴミが詰まることに対して起こるものなので、紙パックを取り換えれば済む問題です。
また、④に関してはサイクロン掃除機も同じようにゴミを溜めることには変わりないので似たような問題を抱えています。

真の「サイクロン掃除機」は意外と少ない

さて、サイクロン掃除機と一言にいっても、本物が数少ないことは知っていますか?
サイクロン掃除機の特徴・構造は1か所を除いて紙パック式掃除機と同じです。
その一か所というのが紙パックの部分です。

サイクロン掃除機ではこの部分に粉体分離機の原理を使ったゴミを分離するための機能が付いています。
ここでゴミを高速高回転させることでゴミと塵を分離して、ゴミはダストカップへ落とし、塵はフィルターで取り除いて排気します。
この、高速高回転でゴミを分離する機能があるからサイクロン掃除機と銘打っているわけです。

しかし、市場には偽サイクロン掃除機が存在します。
それはゴミの分離機能が付いていないが、ゴミを吸い込んだ先で少しだけゴミが回転するように作られている掃除機です。
この掃除機はすべて塵を取り除くためのフィルターで取り除く仕組みになっている昔の真空掃除機と呼ばれるものと同じです。
性能的なメリットは全くなく、値段が安いということだけがメリットと言えるでしょうか。

サイクロン掃除機の初期費用~ランニングコストはこう考えよう
サイクロン掃除機の購入を検討するには費用の計算をすると思います。
一番のポイントは粉塵を吸い込むような環境であるかどうかになります。
この掃除機の最も強力なメリットはそこにあるからです。
まず初期費用については、だいたいですが紙パック式は1万円前後、サイクロンは2万円前後と言って差し支えないでしょう。
もちろんメーカーや性能によって上下します。

次にランニングコストですが、決定的な違いは紙パックの使用有無です。
前の方でもお伝えしましたが、紙パックの純正品を使っている限り1枚100円程度です。
1枚が2週間程度もつとして年間で24枚です。
どちらの掃除機も10年間使うと見込んで計算すると紙パックは240枚購入する計算なので費用としては24000円程度。
こうしてみると、ランニングコストの面でサイクロン掃除機が圧倒的に安くなります。
これにプラスして、紙パック式の弱点である粉塵に対しても強い点が挙げられます。
結果、サイクロン掃除機はメリットが多く、コストも抑えられるものということです。

少しばかり構造の話など入りましたが、サイクロン掃除機のメリットを知ってもらえたでしょうか?
導入コストが少し高くなりますが、余裕があればサイクロン掃除機を購入してみてはいかがですか?

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