ひな祭り 生活

ひな祭りの歌の替え歌は地域によっていろいろあった!

ひな祭りと言えば、「うれしいひなまつり」という童謡ですよね。
え、知らないって?
そんなことはないはずです、絶対にどこかで聞いたことがある音楽です。
「明かりをつけましょ ぼんぼりに…」で始まる歌詞を知りませんか?
この童謡、実は替え歌が多く存在するのです。
今日は、その替え歌に焦点を当てて、お話をしていきます。

目次

オリジナルの歌詞の意味をおさらい

そもそも、この曲を作ったのは誰かというお話からしていきます。
作曲者は河村光陽さん、作詞者はサトウハチローさんです。
曲が作られたのは1935年なので、だいぶ昔からある曲ということですね。
サトウハチローさんというと「小さな秋見つけた」の歌詞を書いた人でもあります。

さて、歌詞をそのまま訳してみると、以下のようになります。
あくまで一般的な訳詞なので、他の解釈もあることと思います。

ぼんぼり(灯籠)に灯りをともして、桃の花を飾れば、
五人囃子(楽隊)の演奏が聞こえてくるようだ。

男雛と女雛が並んで、気取った顔をしている。
三人官女の一人が、色白だった嫁いだ姉によく似ている。

ともした灯りが春風に揺れている様子が金屏風に映る。
まるで酒を飲んだように赤い顔なのは右大臣の人形。

着物や帯を普段のものから晴れ着に着替えておしゃれをする。
3月のひな祭りは、女の子にとって一番の嬉しい日だ。

一説には、サトウハチロー氏の姉が、嫁入り前に結核で亡くなったために追悼の意味を込めたのだろうというものがあります。

替え歌の多くは「お葬式」で悲しい終わりになる

小学生くらいのころ、替え歌で遊ぶのが流行っていませんでしたか?
わたしは、某アイドルグループの歌で「鳴り響いた、事務所の電話…」から始まるものが印象に残っています。
このひな祭りの歌にも替え歌がたくさんあります。
しかし、細部は違うものの、始まりと終わりがだいたい同じなのです。
始まりは「明かりを点けましょ爆弾に」、終わりは「今日は悲しいお葬式」であることがほとんど。

さて、どんなものがあったのか紹介していきます。
まずはこれ「あかりをつけましょ爆弾にー、お花をあげましょ毒の花―、銀行強盗に殺されてー、今日は悲しいお葬式」です。
最初から最後まで不幸しかありませんね。

次のは少し似ていますが「あかりをつけましょ爆弾に~、お花をあげましょ枯れた花、五人ギャングの笛太鼓~、今日は悲しいお葬式~」です。
ギャングの笛太鼓とは、少し面白そうですね。

最後に少しだけ毛色の違うものを紹介します。
「あかりをつけましょ爆弾にー、どかんといっぱつハゲ頭ー、五人囃子は死んじゃってー、今日は楽しいお葬式」です。
ハゲ頭とか、小学生が好き好んで使いそうな言葉で微笑ましいですね。

季節行事の歌は替え歌も多い

子供のころから慣れ親しむ曲だからでしょうか、季節行事の歌には替え歌が多いのです。
例えば、みんな大好きクリスマスに歌われる歌で「あわてんぼうのサンタクロース」という歌があります。
本来は慌てたサンタさんがクリスマス前にやってきて、面白おかしく行動する話なのですが、替え歌は様々ものがあります。

例えば、「あわてんぼう」ではなく「暴れん坊」になってしまうサンタクロースです。
歌詞の一部を紹介すると「暴れん坊のサンタクロース、白馬に乗ってやってきた」です。
これは、最後に「吉宗」と連呼して終わるのですが、なんだか切ない。
ほかにも時事ネタに掛けたものもありますが、不謹慎なので紹介は控えておきます。
ネットで検索するとわんさか出てきますので、気になる方は調べてみてはいかがでしょう?

さいごに

さて、ここまで替え歌について書いてきましたがどうでしたか。
もしかしたら知っていたものもあったのではないでしょうか?
大人になっても子供心を忘れずに、子供の方は想像力豊かに色々と替え歌を考えてみてはいかがでしょうか。
ただ、不謹慎なものを歌詞にするのはやめてくださいね!

-ひな祭り, 生活
-

© 2023 4father