オプション取引 資産形成

オプション取引の実践

目次

オプション取引を始めたいけど

Firstradeへの入金ができたら、取引を開始できます。

早速、オプション取引を行いたいのですが、何からやったらいいのでしょうか?
まずは、オプション取引がどういったのもか理解した上で
取引を行うようにしましょう。
自分が今どういうことをやっているのか理解してトレードしないと
稼げないどころか、貴重な投資資金を失う可能性が非常に高くなります。

一番最初は、オプション取引について学びましょう。
以下の書籍がおススメです。

また、オプション道場というサイトがオプション取引の基本を分かりやすく解説してくれているので一通り目を通しておきましょう。

オプション取引について理解できましたか?
では、次に進みましょう。

初心者におススメなのはカバード・コールです。
これは、原資産を持った状態でコールの売から入るというものです。
オプション取引の魅力の一つに、「売り」によって利益を得るというものがあります。
オプションには市場価格が付いていて、例えばコールオプションにある価格で売り注文を入れたとします。
この売り注文が約定すると、自分の口座に約定した金額(手数料が引かれた後の金額)が入金されます。
単価0.50ドルのオプションの売り注文を入れてこれが約定した場合、
手数料が5ドルだとすると、45ドル(0.50×100-5)が入金されます。
ここで、単価に×100とするのはオプションの取引単位が100だからです。
このように、オプションの売り注文から入ると、トレードの最初に約定した金額が入金されることになります。

この3か月後に、このオプションが0.10ドルまで値下がりしている場合、
10ドルで買い戻す注文を入れて、15ドル(0.10×100+5)が口座から引かれます。
(手数料が5ドルの場合)
この取引で、45ドル-15ドル=30ドルの利益が確定するということになります。

注意したいのは、オプションが0.10ドルまで値下がりした場合だということです。
コールオプションが値下がりするというのはどういうことでしょうか?
コールオプションは、原資産をある価格で購入する権利です。
10ドルのコールオプションは、原資産を10ドルで100単位購入する権利です。
このオプションの価格はどのように値動きするのでしょうか?

10ドルの原資産が12ドルに値上がりした場合、
利益がでますから購入する権利であるコールオプションの値段は上がります。
逆に原資産が10ドルから8ドルに値下がりした場合は、
損失となりますからコールオプションの値段は下がります。

オプション取引は値動きしないときにも利益を得られる

この他にも、オプションには時間価値があります。
時間価値は時間の経過に伴い減少し(タイム・ディケイ)満期日には0になります。
イン・ザ・マネーになっていないオプションの価格は
満期日には0になってしまいます。

原資産の価格が変わらない場合(値動きしない場合)、
オプションの価値は時間経過につれて、その分の時間価値を失います。
オプションの売りは、この時間価値の減少(タイム・ディケイ)がプラス要因になります。
個別株取引では、配当は別にして値動きがなければ利益を得ることはできませんが、
オプション取引は値動きがない場合でも利益を得ることができる訳です。
これがオプション取引の大きな魅力の一つです。

ただ気をつけたいのは、オプションの売りは理論上損失が無限大になるリスクがあるということです。
コールオプションの売りの場合、原資産が非常に大きく値上がりした場合、
損失も非常に大きくなってしまいます。
ただ、原資産を持っていた場合はこの損失を限定的なものにすることができます。

コールオプションは指定の価格で原資産を購入する権利ですから、
原資産がその価格を超えた場合、利益を確定するために権利を行使される可能性が出てきます。
購入する権利(コール)を行使された場合、売りオプションを保持している側は
原資産をその価格で引き渡す必要があります。
カバード・コールが損失を限定的にできるというのはここです。
引き渡す原資産をあらかじめ保持しているので、これを渡してしまえばいいのです。

実際の取引では原資産が値上がりしているので、これを保持していたいという状況もあります。
その場合は売りのコールオプションを買いでクローズすることもあります。
(この場合は売りの価格よりも買いの価格が高くなっている場合もあります)
オプション取引だけで見ると損失が出ているように見えますが、
保持している原資産が値上がりしているので、
トータルでは必ずしも損失が出ている訳でもありません。
(買いでクローズと同時に売りでオープンして、そのプレミアムを得るということもよくやります)

株取引のように、単純に原資産が値上がりしたら利益、値下がりしたら損失という訳ではなく、
戦略によって値上がりしても、値下がりしても、値動きしない場合でも
利益を上げられるということがオプション取引の魅力です。

オプション取引を行うにあたっては、どの原資産のオプションを扱うかという
原資産を選択する必要があります。
個別株では銘柄選択が儲かるか儲からないかの生命線のようなところがありますが、
オプション取引ではそこまで重視しなくて大丈夫です。
ただ、ある程度オプションに向いているものと向いていないものがありますので、
その選別の基準について別記事で紹介していきたいと思います。

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