クリスマス 家族サービス

あなたはちゃんと答えられる?クリスマスイブの意味とは

クリスマスイブの意味をきちんと理解しているでしょうか?
多くの人がクリスマスの前日という意味でしょうと思っていると思います。
では本当にそうだと自信をもって言えますか?
実は「みんながそう言っているからそうじゃないの?」という答えじゃありませんか?
自分の子供に、恋人に、友人にしっかりと話せるよう説明します。

目次

ますはおさらいしよう!「クリスマス」の意味とは。

クリスマスは日付で言えば12月25日です。
この日が何の日かというと、イエス・キリストが降誕した日です。
よく間違えられますが誕生日ではないです。
誕生と降誕の違いを知っていますか?
私は調べるまで知りませんでした。
誕生はいつも使っている通り人が生まれたとき、動物が生まれたときに使います。
では、イエス・キリストも人や動物と同じように生まれたのでしょうか?
ここが少しややこしいのですが、イエス・キリストは人ではありません。
神様が人の姿を借りて地上に降り立ったと解釈してください。
そういう場合には天から地上に降りてきたと考えて「降誕」といいます。
国語辞典などでは「神仏・君主・聖人などがうまれることを言う語」とされています。
言葉ひとつひとつに意味があるのだとこういう時に改めて気づきますね。
また、言い方の違い以前にキリストが生まれた日を明記した書物はありません。
この12月25日というのは西暦345年頃に始まりました。
この起源はミトラ教の冬至の祭りを転用したものではないかと言われています。
ミトラ教とは古代ローマで信仰された太陽神ミトラスを主神とする密儀宗教です。
密儀宗教とは資格をもった人のみが参加できる儀式を中心とした宗教のことです。
こうしてみると、キリスト教とは違うところからも影響を受けているとわかりますね。

「イブ」=「前日」は実は間違っている!?

クリスマスイブはいつのことを指しているか知っていますか?
多くの方はクリスマスの前日と思っているでしょう。
実際にカレンダーには前日の24日に「クリスマスイブ」と書かれていることもあるでしょう。
しかし、それは間違いです。
言葉の意味を気にしてみたことはありますか?
そこに注目してみるとわかることがあります。
「クリスマス」は前の段落で説明したので大丈夫ですよね?
では、「イブ」の意味を説明できますか?
これ、実は「イブニング」の略です。
「イブニング」は英語で「晩」という意味です。
おわかりですか?
つまり「クリスマスイブ」というのは「クリスマスの晩」なんです。
キリスト教では12月24日の日没から24時までのことを指します。
言葉自体にヒントが隠されていましたね。
だから「クリスマスイブ=前日」ではないです。

クリスマスイブを一言にまとめてしまうと

つまり、クリスマスの前に訪れる晩のことをクリスマスイブと呼んでいます。
ということは、12月25日の晩にパーティーをしていたら、
クリスマスを祝っているころには終わってしまうということですね。
正確な意味を知ったあなたは「前日の晩」にお祝いをしましょう。
また、日本ではクリスマスはイベントの一つとしてのみ取り上げられがちです。
その理由が経済的なものか、習慣的なものかはわかりません。
でも本当の意味を知ったうえでイベントを楽しみませんか?
実際にはどういった意味を持った日なのか知らずに祝うのと、
どういう日なのか知って祝うのでは意味が違います。
宗教が違っても、興味なくても、少しは本当のことを知ってください。
ちなみに「イブ」もいまでは一般的に前日を指す言葉として浸透しています。
友達、恋人、家族との会話では細かいことをスルーしてもいいと思います。
言えるタイミングがあったら少し話してみてもいいのではないですか?

最後に、言葉の移り変わりとは怖いものですね。
正しい意味が失われて、また曖昧になって伝わっていくのです。
これを言葉が乱れているなんていう風に聞くことがありますが、
ある意味が移り変わっていったりするのは当然のことだとおもいます。
ですが、もともとの意味を失うことは避けたいですね。

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