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園芸ビギナーでもOK!クリスマスローズの育て方とは

「クリスマスローズ」は、冬場に綺麗な花を咲かせることから別名「冬の貴婦人」として親しまれています。
うつむき加減で咲く様子は、とても奥ゆかしいです。
近年ではプレゼントに使われることも多く、人気の品種です。

人気の理由として

・弱い日光で生育できるので、建物の北側や狭い場所でも育てる事ができる。
・冬の寒い時期に咲かせる事ができる
・花の色や形も様々で、それぞれに魅力がある。
・丈夫で素人でも育てやすい。

他の植物と比較すると少し高価ですが、多年草で年々開花数が増加する「クリスマスローズ」は、寒い冬の庭を明るく彩ってくれます。

目次

クリスマスローズの基礎知識

「クリスマスローズ」の名前の由来は、イギリスの「ヘレボルス・ニゲル」という花が、ちょうどクリスマスの時期にローズ(バラ)のように咲くことから、「クリスマスローズ」と名付けられました。

日本ではヘレボルス属全体を「クリスマスローズ」と呼びます。
そのため、日本の多くの品種は、クリスマス時期ではなく1月~3月に開花します。

また、「クリスマスローズ」は、実はバラ科ではなく、クレマチス、雪割草、アネモネ、福寿草などと同じ「キンポウゲ科」です。
「ローズ」と言うのに、バラの仲間ではないんですね。

さらに、綺麗な外見とは裏腹に、根や茎には毒性の強い成分が含まれています。
「クリスマスローズ」を誤って口にすると、吐き気、腹痛、下痢など中毒症状が出る場合があります。
乳幼児や犬、猫などのペットがいるお宅では、気をつけましょう。

クリスマスローズの種まきから開花まで

では、ここから実際に「クリスマスローズ」の育て方を紹介します。
「クリスマスローズ」の種は発芽しやすく、育てやすいので、初心者でもぜひ一から育ててみてはいかがでしょうか。
お値段は少し高価ですが、種類も豊富でどんな花が咲くのかを楽しみにしながら育てる事ができます。
一般には、発芽から2,3年で最初の花を咲かせるそうです。

種まきは、5月~6月もしくは10月に行います。
場所は、秋から冬によく陽が当たり、真夏には日陰になる場所が適しています。
鉢植えの場合、直射日光の当たらない、明るく風通しのよい場所に置きます。
「クリスマスローズ」は、根の伸びが早く、根詰まりしがちなので、腰高の鉢を使います。

庭植えの場合は、排水が悪く水が溜まるような場所を避ければ、どこでもよく育ちます。
土は、「クリスマスローズの専用土」というのがありますので、できればそれを利用します。
肥料は、効き目がゆっくりの緩効性のものを与えます。

「クリスマスローズ」は乾燥に強い花です。
土が乾いたら水をあげましょう。
水のやり過ぎは、枯れる原因になります。
土の表面が乾いてきたら水やりをします。

鉢の中が根でいっぱいになったら、植え替えを行いましょう。
植え替えに適した時期は春か秋です。夏は弱ってしまうので控えましょう。

「クリスマスローズ」は寒さには強い花ですが、土全体が凍結するような場所では、さすがに枯死してしまいます。
冬は軒下に置き、ビニールなどで覆って霜がつくのを防ぎましょう。
花の色がくすんできたら、茎を約5cm残して切り取ります。

「クリスマスローズ」は株分けで大量に増やす事はできず、種で増やすそうです。
しかし種で増やしても花色、花形、花の模様が安定せず、二度と同じ花が咲かないのがクリスマスローズの魅力です。
育てていくと、世界に一つ、自分だけのクリスマスローズを咲かせることができるかもしれません。

待てない人は開花株を購入してきてもよし!

どんな草花でも、種から育てるより株から購入して育てるほうが簡単です。
そんな長い間待てない。気に入った花がすぐ欲しいという人は、開花株がいいでしょう。

本格的に出回るシーズンは、1~2月です。
お値段はピンキリで、安いものだと500円~、高いものは10,000円越えるものもあるそうです。
気に入った物があれば、即買いましょう。

全く同じ花には、二度と出会えないと思っていいです。
コンテナ寄せ植え、鉢植えとご自分の好みの植え方ができますが、地上にでる部分に対して根の方が多いので十分な深さがあるものを選びましょう。

まとめ

以上、色々と説明してきましたが、手間もかからず長い期間、高級感のある植物を楽しめるのが魅力の「クリスマスローズ」。
あまり植物を育てた事はないが、この記事を読んで「クリスマスローズ」に興味が湧いてきたという人、
ぜひ、これを機に育ててみてはいかがでしょうか?

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