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知っている人は意外と少ない!?クリスマスツリーの由来を解説

「クリスマス」というと年末のイベントとして、
毎年街中はとてもにぎわいます。

ご家族ではワイワイと、カップルではしっとりと、
チキンやクリスマスケーキでお祝いをしたり。

キレイな飾り付けやロマンチックな感じも漂う、
嬉しいひととき。

本来クリスマスはイエス・キリストの生誕を
祝っての行事ですが、日本ではひとつの
イベントとして定着していますね。

そんなクリスマスのイベントに切っても
切り離せないのが、

「クリスマスツリー」

ですよね。

シーズンになると街中では大きなツリーはもちろん、
ご家庭などでは大小いろいろなツリーを飾るのも
珍しくありません。

そんな無くてはならないクリスマスツリーですが、
なぜクリスマスにツリーが関係あるのでしょうか?

不思議に感じたことはありませんか?

クリスマスとツリーの関係や由来など、
ちょっと気になるところを調べてみましょう。

目次

クリスマスとツリーの関係

クリスマスというイエス・キリストの生誕を祝う
行事と、ツリーっていったいどういう関係が
あるのでしょう?

諸説ありますがクリスマスツリーの由来を遡ると、
どうやら8世紀のドイツから始まっているようです。

当時のドイツにはキリスト教に改宗する前の僧侶や
詩人、裁判官などの教団員がいたと言われています。

その教団員は樹木を信仰しを崇拝するという習わしが
あったようで、その習わしのために小さな子供、
幼児を犠牲にして捧げていたと言われています。

いわゆる生贄というものですね。

そういった習わしがくり返されていたのですが、
ある時イングランドから来た伝道者が幼児を
犠牲にする習わしを止めさせようと、教団員が
崇拝していた樹木を切り倒してしまったのだとか。

そして切り倒した樹木の間にモミの若木が生えていた、
ということのようです。

そこにモミの若木が生えていたことを奇跡と
受取った教団員は、それからそれを記念する
ためにモミの木をクリスマスに植える習慣が
できた、ということのようですね。

クリスマスツリーの風習が広まった背景

クリスマスツリーの風習が広まった背景には、
いろいろな事柄があるようです。

またクリスマスツリーと言えば「モミの木」と
いうのが一般的な感じがしますが、どの木を使うか?
これも国によっても違いがあるようですね。

日本では一般的にモミの木を使われることが
多いようですが、エゾ松やトド松といった松の
木を使うこともあります。

ヨーロッパ地域でもモミの木を使うようですが、
いろいろな種類を使うようで一般的には
ヨーロッパモミというものを使うようです。

他にはノーブルモミ、コーカサスモミという
ものを使うようで、こちらは比較的手に入り
やすいようですね。

北米の地域ではさらに色々な種類の木を使うようで、
モミの木の他にヨーロッパアカマツ、
コロラドトウヒ、カナダトウヒ、というものが
使われるようです。

これらの木はすべて「針葉樹」というものなのですが、
なぜ「針葉樹」が選ばれるのか?にも理由があります。

針葉樹というのは厳しい寒さのなかでも青々と
茂っており、落葉することもありません。

厳寒のなかでもそのような力強さ、若々しさが
生命力の象徴として見られるようになり、
それからクリスマスツリーとして使われる
ようになったようです。

また、クリスマスツリーにモミの木を使う
別の説もあります。

北欧にいた古代のドイツ民族の間でおこなって
いた「ユール」という祭りがあり、その祭りで
使われていたのがモミの木であった、というものですね。

クリスマスツリーが飾られ始めた起源を追っていくと、
1410年代にドイツで結成された信心会が
ツリーを飾ったのが最初と言われています。

それからツリーを飾る風習が徐々に広がっていき、
1600年代にはドイツ各地で飾られたようです。

アメリカでは1740年代にドイツからの移民に
よって最初のクリスマスツリーが飾られたそうです。

日本ではいつクリスマスツリーを飾る風習が
できたのかというと、1860年代に後のドイツ
帝国の前身となるプロイセン王国の使節が
公館に飾ったのが最初と言われています。

クリスマスツリー他にはこんな説も

国によってはモミの木以外を使うところもありますが、
そもそもモミの木はキリス教で崇拝されている樹木と言われています。

モミの木を崇拝している理由というのがあり、
モミの木は横から見ると三角の形をしています。

その三角の形は「三位一体」とされており、
父なる神がその頂点を、子であるキリストと
精霊が底部の両端を担っているとされています。

またこれは聖書の中の話ですがモミの木は
材質に優れており独特の香りが良く、
丈が高いことから神殿の材料に使われていたそうです。

また神殿の材料としてだけではなく、
船や楽器の材料としても使われていたのだとか。

色々な理由が相まってクリスマスツリーには
モミの木というのが定着しているんですね。

まとめ

毎年くる「クリスマス」というイベントですが、
調べてみると色々なことがわかりますね。

クリスマスとクリスマスツリーの関係も
歴史からひも解いてみると、これまで
知らなかったことばかり。

ワイワイと楽しいクリスマスも良いですが、
たまにはクリスマスの起源などを話し、
神聖なるクリスマスの空気を感じて
みるのはいかがでしょうか。

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