就職 生活

就職祝いのお返しってするの?しないの?

みなさま、就職したときにお祝いをもらった人もいるのではないでしょうか?
なにか物をもらったら返礼をするのが日本の慣習として根強くあるように思います。
バレンタインデーに対してのホワイトデーもそうですし、結婚式の時の引き出物なども似たようなものではないでしょうか。
とはいえ、就職祝いに対して返礼をするというものしっくりきませんよね。
そこで今回は、就職祝いに対してどのように対応すればいいのかまとめていきます。

目次

就職祝いのお返しは基本的には不要

就職祝いには、結婚祝いや出産祝いで行われるような「内祝い」の習慣はないそうです。
お祝いを物入りな新生活に役立ててほしいという意味合いもあるので、すぐにお返しの贈り物を用意する必要はないと思われます。
ただし、いただきっぱなしはマナー違反ですので、お返しをすぐに用意しなくてもいいですが、お礼の連絡だけは、必ずすぐにするようにしましょう。
2、3日のうちにお電話をするか、郵送でお礼状を送ると良いと思います。
ちなみに、EメールやLINEでお礼のあいさつを済ませるのは礼儀がなっていないと考える方もいます。
ごく親しい方以外、特に目上の方に対しては避けたほうが無難のようです。

お返しをするなら初任給か初めてのボーナス後が○

お返しの不要な贈り物といっても、お礼のあいさつだけではやはり気が引けるものですよね。
そこで、お返しなどと銘打たずに、お祝いをくださった方への贈り物を用意する人は多いみたいです。
ただし、社会人になったばかりなのに、贈り物にお金をかけてしまうと、門出を祝ってくださった方に「就職や新生活の準備にもお金がかかっただろうに、大丈夫だろうか」と心配させてしまいます。
そこで、就職してから初めてのお給料である初任給や、初めてのボーナスが支給されたタイミングで、贈り物を用意する方法がお勧めです。
就職祝いをしてくださった方に「がんばって働き、無事にお給料をいただけるようになりました」という報告を兼ねることも出来、一石二鳥です。
お返しの相場はいただいた額の半分から3分の1が一般的とされています。
とはいえ、少ない初任給や初ボーナスからの贈り物です。
したがって、高額なお祝いをいただいた方には、相場通りにお返しするよりも、お礼状の内容や品物の選び方で気遣いを見せるほう良いでしょう。
相手に余計な心配を与えずに、安心していただける方法を選ぶこともマナーと言えます。

就職祝いのお返しは何がいい?

就職祝いのお返しは、品物の金額よりも、感謝の気持ちがしっかりと伝わることが大切です。
例えば、両親へのお返しだったら、趣味や嗜好に合わせたものが良いでしょう。
一般的には、好きな食べ物やお酒、ブランド品のハンカチやネクタイ、ちょっとしたアクセサリー、花束、ペアグラスなど、さまざまなプレゼントが選ばれているようです。
もし、自分がすでに成人しているならば、親子でお酒を酌み交わす時間や、家族での食事の場を設けるのも定番のプレゼントのひとつですね。
また、ゴールデンウィークや夏休みなどの長期休暇に帰省するなら、就職先の特産品や名物を買って帰るのもおすすめです。
祖父母へのお返しの場合は、両親に対するお返しと同じようなものが定番です。
また、日常的に使えるバッグやめがね立てなどの小物類など、実用性が高い物や思い出に残りそうな物も人気になっています。
叔父、叔母など、親族でも両親や祖父母ほど距離が近くない場合は、スイーツや食べ物など、形に残らない物を贈るのが定番です。
親族以外へのお返しの場合は、消耗品が基本です。
ちょっと高級なスイーツやブランドのタオルなど、日常的に使える物を選ぶと無難でしょう。

さいごに

さて、ここまで就職祝いのお礼についてみてきました。
人付き合いというのは気を遣うものですが、人は人と付き合ってしか生きていけません。
相手に迷惑がかからず、かつ喜んでもらえそうな形をとるのが一番ですね。

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