なにかとお金のかかる引っ越し。
入学や就職など、ある程度前から予定ができていれば、
それほど痛手にはならないかもしれませんが、
急に決まった転勤や異動などの場合、
思わぬ出費になってしまうことも・・・
実は引っ越しには、費用の安くなるタイミングがあるんです。
今回は「とにかく安く引っ越したい!」という方向けに、
引っ越し料金を安く済ませるポイントについて紹介します。
目次
引っ越しが安い「月」っていつ?
引っ越し料金は月によって、
高い月と安い月があるのはご存知でしょうか?
これは引っ越し業者への依頼数が、月によって異なるためです。
引っ越し業者への依頼が増えるのは、
3月・4月・8月・9月。
これは新生活に向け、3月・4月に引っ越しをする方が多いことと、
転勤や人事異動の着任日を、
4月と10月の初めとしている会社が多いことが主な理由です。
この時期は引っ越し料金がいつもより高くなりがちなので、
安く済ませたいなら、この月の引っ越しは避けましょう。
特に3月は、1年で最も引っ越し料金が高い月と言われ、
業者によっては料金になんと1.5倍もの差があったりします。
また、上の引っ越しラッシュの余波があるため、
2月と10月も引っ越し料金が安いとは言えないので注意です。
逆に引っ越し料金が1年で最も安い月は、11月。
これは9月・10月の転勤なども落ち着き、
年末に向けみんな腰を据え始める時期でもあるためです。
業者によっては3月の半額近くで引っ越せることもあるので、
とにかく安く済ませたいなら11月は狙い目です。
賃貸への引っ越しであれば、
家賃の安い時期に引っ越すというのも一つの手です。
実は家賃も、引っ越す時期によって変わってくることがあります。
家賃は新生活などで部屋を借りたい人が多い時期は高く、
少ない時期には安くなりがちです。
どうして家賃が安い時期だと引っ越しも安く済むかというと、
賃貸への引っ越しには業者への依頼料だけでなく、
「敷金・礼金」や「仲介手数料」などもかかってくるためです。
特に敷金・礼金は、入居時の家賃を基準にすることが多いため、
安く引っ越したいなら要チェックです。
家賃は上で紹介した引っ越しの多い時期と同様、
2月・3月・4月が高くなりがち。
家賃に関しては、それ以外の時期であれば、
料金にそれほど差はありません。
意外と安くなりがちなのが8月と12月。
8月は引っ越し業者への依頼料は比較的高い方ですが、
賃貸への引っ越しであれば、
初期費用の分、安く済ませられるかもしれませんね。
月の中で上旬~下旬はいつが安い?
月のどこで引っ越すかによっても、料金は変わってきます。
月の中でも中旬は、引っ越し料金が安くなりがち。
これには賃貸からの引っ越しが関連しています。
賃貸からの引っ越しの際は、「賃貸契約」の解約が必要ですよね?
その際、契約内容によっては、
損をしたり得をしたりする人が出てきます。
特に月の中旬は、家賃の関係で損をしてしまう場合も多く、
そうなると月の上旬か下旬に引っ越す方が増えてきます。
また、賃貸への引っ越しの場合、
月の初めに入居したいと考える方は多いはず。
そうなると月の下旬は、特に引っ越しが集中します。
ここまで紹介してきたとおり、
引っ越し料金は引っ越しの多い時期に高くなり、
少ない時期には安くなります。
そのため、賃貸からの引っ越しが減る月の中旬は、
引っ越し料金も比較的安くなりがちです。
賃貸からの引っ越しの場合、
契約内容の関係もあるので一概には言えませんが、
少しでも安く引っ越したいなら月の中旬は狙い目です。
曜日でも変わる!狙いはやっぱり平日
実は曜日によっても、引っ越し料金にはかなりの差があります。
週の中でも土日は、引っ越し料金が高くなりがちです。
やっぱり会社や学校が休みの休日に、
引っ越しを予定する方は多く、
その分、引っ越し業者への依頼も増えるのが主な理由です。
また、祝日はたとえ土日でなくとも、
引っ越し料金を高く設定している業者がほとんど。
そのため、引っ越しはできることなら、
平日の月~金曜日に予定するのがベストです。
業者によっては、平日休日に関わらず、
月の中で特に料金の安い「特売日」を設けてる場合も多いです。
特売日には引っ越しの多い少ないに関係なく、
業者の設定した割引などが適用されるので、
そこを狙ってみるのもひとつの手です。
まとめ
安く引っ越すために注意すべきポイントについての紹介でした。
大きなものから些細なものまでありますが、
要点だけまとめると以下のとおり。
・引っ越しの増える3月・4月は避ける。オススメは11月。
・賃貸への引っ越しでは、家賃の安い8月・12月を狙うのも手。
・月の中旬は安くなりがち。
・休日の引っ越しは、できることなら避けるのがベスト。
・業者ごとの特売日もしっかりチェックしましょう。
なにかとお金の必要になる引っ越しですが、
安く済ませるポイントを知ってると知っていないとでは、
料金にさらに倍以上の差が出ることも・・・
見積もりの前に自分である程度要点を押さえ、
損をしないようにしましょう。