オプション取引 資産形成

オプション取引の原資産の選び方

目次

個別株よりもETFがおススメ

ファーストレード証券口座での実際の取引は、
United States Oil(USO)というETFの
カバード・コールを行っています。

どんな優良企業でも倒産リスクは0ではない

特にこだわりがなければ、個別株よりもETFで
オプション取引を行った方がよいと考えています。
どれほどの優良企業であっても、
倒産というリスクからあり得るからです。
エンロンが有名ですね。

自己資金も考慮しないと・・・

また、オプション取引(特にカバード・コール)を
行うためには原資産を100単位保持する必要がありますが、
個別株の場合はそれだけの投資資金を用意できるか
という問題もあります。

たとえばAppleは誰しもが認める世界的な優良企業ですが、
2016/11/28現在の株価は112ドルです。
必ずしも高い方ではありませんが、
100単位だと11,200ドルが必要です。

これからオプション取引を始めようという方にとって、
オプション取引に投じることができる資金は
余裕資産のうちの一部だと思います。
リスクのある取引であり、特にこれから勉強しながら
始めようという取引に対して
いきなり100万円以上もの資金を投じることができる方は
なかなかいないと思います。

オプション自体が取引されていることも重要

そうすると株価が10ドル程度、100単位でも10万円程度で
取引できる株やETFに絞られてきます。
アメリカの証券会社では、多数の企業の株式が取引されており
もちろん10ドル以下の会社の株も多いのですが、
今度はそういった会社の株は大丈夫なのか?という問題が出てきます。
アメリカの会社が多いので、日本で生活している我々にとって
馴染みのないところが多いです。
情報を調べようと思っても、基本英語です。
よく知らない会社には投資しない方がよいです。

また、原資産となる株は取引きされていても、
そのオプションが活発に取引されているかという問題があります。
オプション取引は、当然オプション自体を売買するものです。
したがってオプション取引があまり活発でない原資産を選んでしまうと
売りたい(もしくは買いたい)と思ったタイミングで
売れない、売りたい値で取引できないという事態も起こりえます。
オプション取引が活発に行われている原資産を選ぶ必要があります。

オプション取引では、今後の値動きの方向(上がりそうだとか下がりそうだとか)を
考慮して原資産を選ぶ必要はありません。
値動きしない場合でも利益を得られる戦略を取ることができますので、
値動きの方向性で原資産を選ぶ必要はありません。
それよりも、活発に取引されているオプションであるか、
自分の資金で取引できる額であるかというところから選んでいくと、
10ドル前後のETFになると思います。

ETFの探し方ですが、アメリカYahoo!のFinanceページから見ることができます。
上記のページは「Top ETFs」ですから、この中から自分が取引できそうな金額で
内容が理解でそうなものを開いて、その「Options」ページを確認しましょう。
そこでVolumeが小さすぎないかチェックします。
現在の株価から離れているオプションは取引き数量が少なくなりますが、
現在値に近くても数十しかないようなオプションは避けた方がよいでしょう。

上記の理由で、私はUnited States Oil(USO)を選び
オプション取引しています。

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