スキー・スノボー

自分でできる!クリーニング代を節約するスキーウェアの洗い方

もうすぐウィンタースポーツの季節ですね。
たっぷり遊んだあとに、気になるのは道具やスキーウェアなどのお手入れ。
特にスキーウェアの洗濯はクリーニング任せや、買ってから一度も洗ってない!なんて方も多いのではないでしょうか?

今回は、気になるスキーウェアのお手入れ方法について紹介します。

目次

スキーウェアのちょっとした汚れやシミは自分で洗おう

スキーウェアの洗濯というと、自分でやるには難しそうに感じますよね?
実はちょっとした手順で、誰でも簡単に汚れを落とすことができるんです。

スキーウェアで特に汚れやすいのが、汗の付きやすい襟元と袖の内側です。
汗の汚れは放置しておくと臭いの原因にもなるので、早めに対処する必要があります。

まずは汗汚れの対処法について、順を追って紹介します。
※スキーウェアを手洗いする場合には、必ず取り扱い絵表示に「洗濯機」か「手洗い」マークがあることと、「水洗い不可」と「ドライ」マークがないことを確認してください。

1,早期の汗シミには、「中性」の「おしゃれ着用洗剤」をシミ全体に軽く叩き付けます。
※バックルやファスナーなどの装飾部には付けないようにしてください。

2,同様に「中性」の「おしゃれ着用洗剤」で、洗面器などに洗濯液を作ります。

3,シミの部分を洗濯液に数回沈めたり浮かせたり、軽く揉み洗いをします。

4,揉み洗いが済んだら、きれいな水で再度沈めたり浮かせたりし、汚れと洗剤を抜き切ります。

5,乾いたタオルなどで押し当てるように脱水し、陰干しで完全に乾かします。

早期の汚れであれば、ほとんどこの方法で落とせるので、こまめに部分洗いをすることをおすすめします。

また、リフトの乗り降りの際、たまに機械油が原因でシミが付いてしまうこともあります。
油シミを落とすには、車の「ブレーキクリーナー」がおすすめです。
「ブレーキクリーナー」を油シミに少量吹きかけ、ウエスなどの汚れてもいい布で拭き取ります。
これを繰り返すことで、早期の油シミなら簡単に落とすことができます。
なかなか落ちないというときには、歯ブラシで軽く擦りながら拭き取るとさらに効果的です。

スキーウェア洗い方のポイント!これだけ守っておけばOK

早期の軽い部分汚れであれば、上記の方法でほとんど落とすことができますが、そうでない場合は丸洗いの必要が出てきます。
丸洗いの場合も、特別な道具や技術が必要というわけではありませんが、少し注意が必要です。

取り扱い絵表示の確認、ファスナーなどの装飾の位置や素材も確認しておいてください。
全体的に泥や汗が原因の軽い汚れが目立つ場合、「中性」の「おしゃれ着用洗剤」で洗濯液を作って浸します。
洗濯液はウェア全体が浸かるぐらいの量で、洗剤もキャップ一杯程度で十分です。
取り扱い絵表示に洗剤の容量などの表記がある場合は、そちらに従ってください。

全体的に経年のシミ汚れが目立つ場合、「液体酸素系漂白剤」を使います。
注意しなければならないのが、「液体酸素系漂白剤」は装飾など金属のサビの原因になります。
気になる方は「シミ用部分洗い剤」でシミだけを重点的に手洗いしてください。

十分に洗剤を染み込ませたら、次は洗濯機を使っていきます。
洗濯機を使うまえに、取り扱い絵表示に「洗濯機弱水流」か「手洗い」マークがないか確認してください。
マークがあった場合、洗濯機の手洗いコースか、ドライコースで洗ってください。
また、シワや装飾の破損を防ぐため、ファスナーやホックなどは閉じて折り畳み、洗う際は洗濯ネットに入れてください。

洗濯が終わったら、撥水や防水加工の素材は脱水し切れない場合があるので、タオルを使って押し込むように吸水してください。
ウェアを干す際には、ジャケットはハンガーにかけ、パンツは着用時と同じ形になるように筒状で陰干ししてください。
特にパンツは干した際に、中の空洞が広くなるように干すのがポイントです。
十分に乾燥させたら、「撥水スプレー」などを噴きかけ、収納ケースなどで保管することをおすすめします。

自分で洗うのは危険なことも こんな汚れはクリーニングに任せよう

ここまで紹介したように、スキーウェアを自分で洗うのは意外と簡単ですよね?
しかし、重ねて書いていますが、取り扱い絵表示に誤った方法で洗うとトラブルに繋がることもあります。
濃いシミなども「液体酸素系漂白剤」を使えば、ある程度きれいにすることはできますが、場合によっては撥水性の低下にも繋がります。
何度洗っても落ちない汚れは、無理せずプロのクリーニングに任せるのがベストです。

また、スキーウェアを洗濯機で洗う場合には、思わぬ危険もあります。
スキーウェアは性質上、防水性のものが多いですよね。
防水性の衣類は脱水の際に、洗濯槽が回転しても衣類から水が出ないので、水が片寄り激しい振動を起こします。
そのため、回転している途中でバランスが崩れ、故障や回転の停止が間に合わずに洗濯機本体が倒れてしまうなんてこともあります。
洗濯ネットを使うことで、転倒などを防ぐことはできますが、家庭用洗濯機で洗う場合には注意が必要です。

まとめ

あまり汚れる印象がないウィンタースポーツですが、汗は普通にかいてしまいますし、食事やリフトなどでも汚れが付くことがあります。
早期の軽い汚れであれば、手洗いで簡単に落とせるので、こまめなお手入れが大切です。
また、洗濯後や着用前に「撥水スプレー」を噴きかけることで、撥水性を長く保つことができます。
年に数回しか着ないものなので、しっかりお手入れして長く着続けましょう。

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