サッカー 子育て

ゴールデンエイジの時期にサッカーキッズがやらない方がいい練習とは

目次

キッズサッカーでやらない方がいい練習とは

主に小学生時代の7歳から14歳のゴールデンエイジは
技術が身に付きやすい時期と言われています。

リフティングボールマスタリーといった
練習を行うことでボールを扱う技術を
体に覚えさせることができます。

感覚を体に覚えさせるという意味で
幼児期から積極的に取り入れていきたい
練習方法です。

一方で体がまだまだ未発達な時期ですので
行わない方がよい練習というものもあります。

ゴールデンエイジに行わない方がよい練習とは

ゴールデンエイジに行わない方がよい練習とは、
「ボールを遠くに蹴る練習」
「強いシュートを打つ練習」
「曲がるフリーキックの練習」
です。

これらは、ボールを正確に蹴ることだけではなく
ボールを強く蹴ることも求められます。

ボールを遠くに蹴る練習

ボールを遠くに蹴るには
キック力が必要となります。

ゴールデンエイジでは、神経が発達すると
言われていますが、筋肉等の体はまだ未熟な状態です。

中学生から高校生といった成長期を経て
大人の体として完成されていきます。

体が十分発達して筋肉もしっかりと
付くようになってキック力もついてくるものです。

プロのサッカー選手のように
ボールを遠くに蹴ろうと思うと
キック力を必要とします。

小学生時代にこれをやろうとすると、
ひざや足首といった部分に
大きな負担がかかってしまいます。

ディフェンダーがピンチのときに
ボールを蹴りだすという場面も
試合の中でよくあります。

遠くに蹴りたいと、思いっきり
キックするものです。

ただ、このとき蹴った本人は思ったよりも
遠くに蹴れないと思ってしまうこともあるでしょう。

そこで遠くに蹴れるようになりたいと
ロングキックの練習をしてしまう・・・。

こういう場合は、やみくもに遠くに蹴るのではなく
どこに蹴るのがいいのかをしっかりと見極めて
そこに正確に蹴ろうとする意識付けが大切です。

遠くに蹴れないからこそ
どこに蹴ればよいのかを状況判断して
そこにキックできるように練習する
ということが大切です。

強いシュートの練習

強いシュートを蹴るのにも
キック力が必要とされるのは
言うまでもありませんが、
プロのサッカー選手が
遠くから強いシュートを打って
ゴールを決めるシーンを見ると
カッコよくてつい真似たくなるものです。

しかし、体が未発達な子供が真似しても
できるものではありません。

サッカーではロングシュートでも1点、
コロコロと転がって入ったシュートでも1点です。

どんなにカッコよくても、カッコ悪くても
同じ1点です。

子供に指導する際には、
「強く蹴る」ことよりも
「正確に蹴る」ことを教えたいものです。

キーパーがゴールのどちら側にいるのか、
ディフェンダーがどこにいるのかを
見極めて正確に狙った場所に
シュートする技術
これを向上させることです。

遠くからはゴールを狙えませんので
いかにしてゴールに近づくのか
ディフェンダーを引き付けて
味方にスペースを作ったり、
マークがついていない味方を見つけたりといった
周りをみて状況判断ができるようになる技術を
小さい頃から意識して向上させていく
という練習が将来に渡って役に立ちます。

曲がるフリーキック

中村俊輔選手のように変化する正確な
フリーキックは見ているファンを熱狂させます。

サッカーキッズも誰しもが憧れるものです。

しかし、鋭く曲がるボールは
正確にボールを蹴る技術だけでなく
しっかりとしたキック力も求められます。

子供が真似して同じ位置でボールを
蹴れたとしてもキック力がないために
思ったようにボールは曲がらないでしょう。

それよりも、成長してしっかりとした
キック力がついたときに正確にボールを蹴れるよう
ゴールデンエイジの時期にはボールを
正確に蹴る技術を身に付けることが大切です。

そのためには、フリーキックの練習ではなく
ボールマスタリーのような練習で
ボールの真ん中を捉えたり、
どこをどう蹴ったらどうボールが飛ぶのか
といったことを体に感覚として
覚えることが大切です。

こういった技術が身についていれば
曲がるフリーキックを蹴れる
下地ができていることになりますので
習得も早くなります。

まとめ

子供は放っておくとカッコいい
プロサッカー選手の真似をして
練習をしてしまうものです。

それ自体は決して悪いことではありませんが、
体が未発達の時期に
筋肉やひざなどの関節を酷使してしまうと
思わぬケガをしてしまうものです。

キック力などの「力」を
必要とする練習は避けて
ボールを扱う「感覚」を
身に付ける練習に重点を置くことを
おススメします。

そういった意味で一人でもできる
リフティングやボールマスタリーは
とっておきの練習方法と言えるでしょう。

ゴールデンエイジのサッカーキッズに
最適な練習方法がまとめられた
DVDが付属している書籍です。

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